川嶋空手教室の組手稽古について

2022/01/29

これまで川嶋空手教室での組手稽古はスパーリングを中心に行っていましたが、2022年より、

 

受けの技術

 

を重視した練習を多く行います。

 

※試合出場が間近な人の場合はスパーリングも行います。

※既に受けの技術を習得している上級者はスパーリングも行います。

 

受けの技術を重視するメリット

・怪我のリスクがほぼ無い

・受けの技術習得後にスパーリングに行うと怪我のリスクが大幅に軽減する

・長期的に取り組めば試合の勝率が向上する

 

受けの技術を重視するデメリット

・大人でも難しく、子供にはなお難しく、習得に時間が掛かる。

・子供にはつまらないと思われる事が多い。

・短期的には試合で勝ちづらくなる

 

試合について

初級クラスや新人戦の場合、試合時間は1分30秒が殆どです。

例えば、1分30秒間、相手の攻撃をノーダメージで受けきったとします。

しかしこちらの攻撃回数が相手よりも少なかったとします。

この場合、試合ではこちらの判定負けになります。

武道(身を守る)として見ると、自分はノーダメージで、相手を必要以上に傷付けずに戦いを終える事は、望ましい状態の一つと言えます。

しかしスポーツとしては、ディフェンスだけして得点を入れていない状態と言えます。

このように、受けを重視する事によって、試合では勝ちづらくなるリスクがあります。

 

しかし上級クラスは2分~3分、大人の黒帯が出る上級クラスの試合はサポーターを付けず、素手素足で競います。

その為、受けの技術が無いと、大きなダメージを負う事になります。

また、空手の試合はトーナメント戦の為、優勝するには4試合以上戦う場合があります。

その4試合以上を、全て攻撃偏重受け軽視で戦った場合、仮に決勝まで勝ち上がれても、蓄積したダメージによって負けてしまう事が多々あります。

 

また近年、フルコンタクト空手から、キックボクシングや総合格闘技等、プロ格闘技に移行し、活躍する選手も増えています。

一方で、長年フルコンタクト空手で攻撃偏重受け軽視のスタイルで戦ってきた人は、他競技への適応が上手くいかず、長期間勝てない状態が続くことがあります。

その要因は、受けが上手くできなくなっている事にあります。

またプロ格闘技の殆どはラウンド制です。

つまり、3ラウンド以上戦う事もある為、受けの技術が無い人は、ラウンドを重ねる毎にダメージを蓄積させる事になります。

よって、

 

・いつか大人の上級クラスで戦う事を想定している

・いつかプロ格闘技で活躍する事を想定している

 

のであれば、攻撃偏重受け軽視のスタイルは、将来大きな足枷になります。

しかしそれらを想定しないのであれば、攻撃偏重受け軽視のスタイルの方が、しばらくの間は勝ちやすいと言えます。

 

 

以上の考えを理念として要約しますと、

 

・武道としての空手を重視したい 

・長期的な視点で技術を習得してもらいたい

デメリット・・・直ぐに試合で勝てるような稽古ではない

 

となります。

この考えに賛同いただける皆様に、ぜひ今後とも川嶋空手教室にご参加いただきたく思います。

何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします。


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